語彙と記憶が足りない雑記帳

主に観劇で狂ったことを書く

舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』

2月の観劇ブログを3月に更新していくスタイル。大丈夫かこのブログ。
今回は2月最終分です。2月18日観劇のダブステの感想をつらつらしてまいります。
パンフが売り切れてて買えなかったりと物販も大好評の舞台でした。パンフ欲しかったな〜〜


1.『機動戦士ガンダム00』について
タイトルどおりのガンダム作品。なんと放送10周年らしいですよ。震える。
あらすじは以下のとおり。

西暦2307年
化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、一部の大国とその同盟国だけだった。
3つの軌道エレベーターを所有する3つの超大国群。アメリカ合衆国を中心とした『ユニオン』。中国、ロシア、インドを中心とした『人類革新連盟』。ヨーロッパを中心とした『AEU』。各超大国群は己の威信と繁栄のため、大いなるゼロサム・ゲームを続ける。そう、24世紀になっても、人類は未だ一つになりきれずにいたのだ……。
そんな終わりのない戦いの世界で、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング
ガンダムによる全戦争行為への武力介入がはじまる。
STORY | 機動戦士ガンダム00 [ダブルオー]

なかなか深い話ですねえ。懐かしい。
日本人なら誰でもご存知のガンダムですがよもや舞台化する日が来ようとは誰が想像したものか…

2.感想
まず結論から申し上げれば、
めっっっっっっっっっちゃくちゃよかった。
いや絶対良いとは思ってた。キャストスタッフ陣を見たらこれは間違いないと。
とはいえガンダムですからね、一体どうなるんだとは思ってましたけど斜め上をいきましたね。あくまで個人の感想です。
なおガンダムの造形を愛するモビルスーツオタクにとってはこの作品は駄作に映ったと思います。
というのも今回の舞台で正直ガンダム要素は一切ないんです。映像としてもガンダム含むモビルスーツが映ることがほとんどない。なので「00が好き」なのではなく「ガンダムが好き」なオタクにとっては満足度の低い作品になったのではないかなと。
逆に前者の「00が好き」なオタクにとってはとても楽しめる作品だったはず。
さて、では対モビルスーツ戦を演出するためにどのようなものを使っていたのか。そのために用意されたのが可動式チェア的なものだったんですけどこれが本当にすごい。

瀬戸祐介 on Twitter: "機動戦士『ガンダム00』千秋楽!!

沢山のご声援ありがとうございました!

最高のカンパニー!

史上初!史上最高のガンダム!!

お疲れコーラなう!!笑… "

このツイートの画像が1番わかりやすいかな…
右側がハシゴになっていて乗るときはここを駆け上がってました。
人力でアンサンブルさんが動かすんだけどかなりスムーズに動くし操縦席部分にはレバーがついてて砲撃とかガシャンガシャンするシーンはコックピット内の様子そのままという感じでした。すごい。
剣を交えるシーンではキャストが実際にビームサーベルを手に決闘していて、いやほんと、お前がガンダムだって感じ。笑
ロックオンの出撃シーンではハロもひょこひょこして可愛かったです。
正直この作品を上演するにあたって1番恐れられていたのがガンダムの再現だったと思うんですけどあえてそこに触れ込まずに別の演出方法を模索したというのは作品のクオリティ向上と要らぬアンチを生まないという点で素晴らしい配慮だったと思います。砲撃もサイズの違うサーチライトで効果的に見せていてわざとらしさがない。
どうやったって存在しないものを無理に存在させようとするとすごく茶地で安っぽくなる。それならやらないほうがいい。
寧ろそこに寄せずに大事なところだけ抽出してあとは観客の想像力に任せる方がクオリティの高いものになる。今回の作品はそういう落とし所での演出方法だったのかなと思いました。
あと人力でアンサンブルさんが動かすって言いましたけどここでひとつ言っておきたい、
シールドランナーのみんなーーーー!!!!
(アンサンブルにはプリステでシールドランナーとしてギミックを安全に動かし続けてくれた頼もしいキャストが揃い踏みしてました)
あの動きに感銘を受けた人は今すぐプリステを見て。今すぐ。

あとはキャストですけどもう言うことなしです。ビジュアル完璧すぎる。動いても宣材と変わらない。「ガンダムマイスター生きてる!」ってなりました。
1番ハマってたのは伊万里有のロックオンと立道梨緒奈さんのスメラギさんかな。声までそっくりでびっくりしました。その後アニメを見直してたんですけどほんとにそっくり。
あと鮎川太陽くんのアレルヤはさすがでしたね。ハレルヤとの切り替わりは迫真の演技でマリーを逃がそうとした人革連の隊員を殺すときのシーンはゾッとしました。
あとラッセとリヒティは単純に私のプリステ贔屓なのですがよかったのでは?!?!クリスとフェルトめっちゃ可愛かったし…
おかげさまでリヒティとクリスが死んだときはちょっと泣きました。死ぬの忘れてた…うっ…
まあダントツで可愛かったのはパトリック・コーラサワーなんですけど。なにあのかわいいわんこ。早く大佐と結婚して。
そしてみんな大好き変態のグラハム・エーカーですが「ハムの迷言は全て使う」という御触れでもあったのかというくらい迷言のオンパレード。「抱きしめたいなガンダム!」も「あえて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると!」も「まさに眠り姫だ」も全部言った。もっと言った。前山くんこんなこと言っても顔がいいから困ってしまうな。


ほんとうによかったので先述のとおり「00が好き」なオタクには映像でぜひ見ていただきたいです。話はちょうど1期分ですっきりまとまってます。
絶対2期分やるだろうなあという終わり方だったので期待して続報待ち。次は物販もう少し頑張って用意してくれますように。
2月分は以上です!やっと書き終わったよ〜〜文字にまとめるって大変…
ではでは…

OUT OF FOCUS!

2月の観劇ラッシュに全く筆が追いついていないたるです。怒涛の観劇。ラッシュ最高かよ。
今回の記事では2月16日観劇のトライフル制作作品の『OUT OF FOCUS!』についてつらつらしていこうと思います。
正直観る前はあまりの金欠ぶりにパンフ購入さえ危ぶまれていたのですが観終わったらなんか色々買っていた不思議。

まあ要はめちゃくちゃ面白かったということです!


1.『OUT OF FOCUS!』について
私が舞台沼に引きずり込まれた元凶である『プリステ』を世に解き放ったトライフル制作のコメディ作品。
単純に気になる作品かつ村田恒の演技が見たかったのでチケットをとりました。正解。コロンビア。
あらすじですが、

とある田舎の山奥の廃墟。アイドルとの熱愛を報道されてしまった芸人が強面の男に縛られている。
命の危機を感じ怯える芸人と、怒り狂う強面の男。しかしよく見るとあちこちにカメラが…??
そして廃墟へと集まってくる様々な人たち。
嘘と勘違いと人情が交差する、バカ騒ぎが始まる!!
舞台「OUT OF FOCUS!」公式ブログ

とまあこんな感じの如何にもなコメディ作品。
個人的に頭すっからかんで観られる作品は大好きなので実際に観て当然のように好きな作品でしたね。


2.感想
まず舞台上のセットがシンプルだけど面白い!
こういうのって定番なのかしら。そんなに多くの作品を観てきたわけではないのでわからないけどどのシーンも効果的に演出できるマルチに使えるセットだなあと思って感心していました。

朧げな記憶ですがこんな感じ。右上の壁が大きく抉れててそこで屋内を見てる様子も同時に演技してるという。この演出かなり面白かったです。
とにかく設定がくだらないことだらけで面白いんですよね。あらすじのとおりアイドルとの熱愛が報じられてしまった芸人が廃墟でヤクザ風の男に縛り上げられ脅されいるところから物語が始まるんですけどこれらは全てその芸人に対する制裁のためのドッキリ番組という。
ヤクザは仕掛け人。テレビでは死体役しかやったことのない崖っぷち俳優。めちゃくちゃドスの効いたいい声で芸人を脅しているけどほんとはめちゃくちゃびびり。
一世一代の大チャンスに頑張ってヤクザ役の練習をしているシーンではへっぽこヤクザ役を演じてみせキレるADとあまりのへっぽこさにめちゃくちゃ笑いました。
そして予期せぬアクシデント。ヤクザくんのイヤモニ取れてるぅ〜〜!!!
最初は台本があったからいいけど途中からはアドリブの即興劇!死体役しかしたことのない崖っぷち俳優になかなか無茶を言うよね〜!
からの続々とやってくる頭のおかしな登場人物たちとの勘違いだらけのやりとり。笑いを堪えずにはいられなかったです。
特に村田恒のお金に目がない公務員かつドルヲタという絶妙に気持ち悪い役は最高でしたね。プリステで姫宮やってたときはあんなにカッコよかったのになあ。
あとポンコツ警察官演じるキシタクさんおまわりさん仕事して〜〜
終始ギャグなんですけど後半からはちょっと感動するような展開もあり1時間30分の公演内容とは思えないくらい充実したストーリーでした。
もう一度言いますがほんとに頭空っぽで観られるのでとてもいいお芝居でした。もう一回くらい観に行けたらよかったなあ…

カテコの面白かったことなんですけどカテコ挨拶が正木くんだったんですね。
挨拶終わった後に畠山くんから「かおるはすっごい可愛いんすよ。楽屋で毎日ハヤシライス食べてて。」「そう今ハヤシライスがきてて!」ってお話ししてて高木俊さんに「かわいいだけじゃ続かねえぞ!」って言われ「はやしらーいす☆」(頭に手をコツンとする) というあざと芝居やってたのめちゃくちゃ可愛かったです。
しかし何よりそのあと畠山くんが「こんなふうにかおるはいつもマスカットみたいな感じで…「「「「マスカット?!?!?!?!」」」」ってなったのめちゃくちゃ笑った。「お前も大概かわいいからな」みたいな感じになっててこのカンパニーかわいいしかいないのかよ。無理。勘弁がすぎる。
あと高木俊さんがわんちゃんのお手手をぺちぺちしてるのをひさしがぽんぽんしててかわいいでした。役はトチ狂ってたけど。

あと私チケットを取ってから全く情報を追っていなかったんですけど行ったら「チョコレートお渡し会」があるとか言うので「????????」ってなってました。バレンタインとは縁遠い人間なんですけどまさか俳優からチョコ貰えると思わないじゃん????
(ひえ〜〜北村健人のお顔が綺麗〜〜畠山くん背が高い〜〜お手手振ってくれてる〜〜キシタクさん本編あんなんだけど衣装が似合う〜〜まっすんさん顔が濃ゆい〜〜)と思いながら通り過ぎていった。とても人様にお見せできる表情してなかったよね私。


ほんとはもっと色々書きたいところですがあまり書くともしも今後映像で作品を見る方がいた場合にもったいないネタバレをしてしまいそうなので私だけがわかる文章に。このブログそもそもただの備忘録だしあんまり対人向けじゃないしねえ…
楽しいことだけ伝わればいいかなと思って書いています!次回はダブステ感想!これもすごかったぞ!
ではでは…

BSP『新選組』

新年推し始めして参りました。
今年も推しが舞台で輝いている…最高…ずっと輝いていて…
さて記憶が新しいうちに感想文です。


1.BSP『新選組』について
BSP<ブルーシャトルプロデュース>というのは劇団ひまわり系列の劇団でその劇団主催の演目として今回の『新選組』というものが今回上演されています。
文字通り新選組の話なのですが昨年「暁ノ章」「宵ノ章」と2つの公演を同時に行なっており今回はその結末である「終ノ章」がメイン。一緒に「暁ノ章」「宵ノ章」も再演しております。
残念ながら私は昨年「宵ノ章」と先日「終ノ章」しか観劇できていないのであまり大きなことはいえないんですけど独特な雰囲気のある舞台です。
「暁ノ章」は「近藤勇の大志」「芹沢鴨の後悔」を題材に、「宵ノ章」は「土方歳三の憂鬱」「沖田総司の純愛」を題材に、「終ノ章」は文字通りその後新選組の終わりまでを題材に描かれています。
これそれぞれの話にキャストは別々の台詞、アクションを与えられて演じているわけなんですけどいつも思うけど本当に頭ごちゃごちゃにならないのかしら。すごい。
ブルーシャトルプロデュース|新選組 -完結編-

2.感想
「死にかけの推しっていいな」という新境地に至りましたね。
やっぱり舞台に立ってる推しはかっこいいし最高に輝いてるなあ。衣装がはためくのが綺麗で素敵でした。
個人的にはどうしても沖田総司の無邪気さとか子供っぽさみたいなところが芝居がかりすぎるというかわざとらしすぎるかなあと思うところもあったりしてもっと色んな役が見られたらいいなあと思うなどしました。うーんとはいえすき。
OPとかダンスがキレキレでかっこいいんですけど尚輝くんのダンス本当に無駄がなくてかっこいいので目が足りなかったですね。推しを観ながら尚輝くんも観るという高等技術。あまりに高度だった。(尚輝くんまじでキレキレで目を奪われた)
松田くんの坂本龍馬がやんちゃで生き生きとしていたのに加えてちょっと色っぽい感じもあって似合うなあと思いながら見てました。顔がいい。
描写についてですが、土方さんは最後まで人斬りになる狂気に苛まれながら生き抜いた様子を前作に引き続き描かれてましたね。土方さんはたまに百姓のままでいたほうが幸せだったんじゃなかろうかと思ってしまう。最後榎本さんに出会ってからの生き様は別作品との連想をしてしまい恐縮ですが刀ミュのむすはじのものとあまり変わりなくて、概ね土方歳三というのはこのような人物だったのだなというのがわかった気がしました。もちろん唯一無二の尚輝くん演じる土方歳三ではありますが。武士の中の武士で情に厚くて格好いい。
沖田総司も然りですね。ひょうきんで明るい弟のような人物。けれど結核を患い道半ばにして戦線を離脱しその後若くして逝去したという儚い人生を歩んだ人物でもある。道中、隊士と相撲をとるシーンがあったのですがあそこがすごくしんどかった。ああいう繊細な演技は鐘ヶ江くんとても丁寧にやってくれるので本当に素晴らしかったです。なけなしの体力で相撲をとるも全く力が入らず相手になった隊士が負けたふりをする。それを最後に完全に療養に専念することになるのですが自分はもう足手まといだということを否が応でも痛感してしまうあのシーンは本当に痛々しかった。今まで一緒に肩を並べて歩いてきたみんなと同じ道を進めなくなる切なさが伝わってきて泣いてしまいそうでした。でも沖田総司自身は泣かないんですよね。それが一層悲壮感を感じさせる要員でもあったかもしれません。
少し真面目なことを言うと、幕末って本当に日本の転換期でいろんな人の思惑が錯綜する中で築き上げられた時代だと思うんですけど新選組隊士一人一人の無念が伝わってくるお芝居だったなあと思いました。
伊藤甲子太郎の「無念、まだ、夢の途中」という台詞がどの人物にも当てはまるなあと。
先人たちの生きた時代のその上に今がある。ロマンがありますねえ。


とまあ刀剣乱舞が今お熱のジャンルである私にとっては色々と邪念の入った観劇の仕方をしていたところもあると思うのですがそれを差し引いてもストーリーは面白いしダンスもあって前作に引き続き見応え十分な作品でした。
今年も推しの活躍を見られる幸せを噛み締めていこうと思った観劇日でもありましたね。金を惜しむな。

次は「OUT OF FOCUS!」の感想を更新予定です。すでにこれを書き終えようとしている現在で観劇済みですがめちゃくちゃ面白かったのでそれが伝わるようにまとめたいところ。無理そうだけど。
ではでは…

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs四天宝寺

昨日雪がチラつく極寒の中、水道橋までテニミュを観劇してきたたるです。極寒でもテニミュは見るべき。これが最適解。

いつもの備忘録いきましょう。


1.テニミュについて
言わずもがなかと思うので割愛。現在3rdシーズン青学は10代目。2.5次元舞台のパイオニア
ミュージカル『テニスの王子様』公式サイト
なお私は原作未履修でテニミュだけ毎回友人にお願いして見させていただいている次第です。
原作わからない私でもしっかりと楽しめるところがテニミュのいいところだと思います。2.5は原作ファンが楽しめてこそだけど新規の獲得ができるだけの作品であればそれは素晴らしいことだからね。

2.感想
試合としては全国大会準決勝なので今までよりシリアスな部分も多かったけど四天宝寺が盛り上げてくれるのでコメディとシリアスのバランスがいい塩梅だったのかなと。
白石くんのエクスタシーは「キタキタ」って感じでしたね!これが噂の!みたいな。
エクスタシーやってる最中、四天サイドのベンチでアイドルの応援みたいな感じで金ちゃんがきゃっきゃしてるのとても可愛かった。
そして不二くんは「絶対に勝って青学を優勝に導きたい」という思いがビシビシ伝わってきて観ていて緊張してしまった。一曲目歌うの辛そうだったけど多分キーがあってないのかなと友人と話してました。でも試合中の表情とか終わった後の塞ぎ込んでる姿とかは今までに無いもので見ていて苦しかったですね。
次の桃城・海堂vsユウジ・小春のダブルスはもうなんか色々異次元だったな。覆面テニスって何。
手塚が覆面を手渡して「これをつけろ」ってするの意味わからなすぎるでしょ。笑う。(原作だとコーチかららしいですね)
桃城・海堂が上手いことお互いのことをカバーして試合を運ぶのは曲も含めてかっこよかったです!2人とも犬猿の仲みたいな感じなのに価値に対するこだわりは一緒だからダブルスになると強い。かっこいい。覆面であることを除けば…
不二くん塞ぎ込んでて試合途中から見てるんだけど状況飲み込めてるんだろうか…
そして個人的にタカさんの試合が本当にしんどかった…なにあの試合…もうテニスじゃなくてサンドバッグじゃん…圧倒的なパワー…
財前には「青学のお荷物」と言われ…精神攻撃は基本ってか?おおん???
それでも何度でも立ち上がるタカさん…これが最後のテニスだからってボロボロになってでも這いつくばってでもボールを打つの本当にしんどい…そして亜久津は鬼か…
終盤四天から手拍子が鳴り出したところでめちゃくちゃ泣きそうになって必死に堪えました。結果頭が痛くなった。
今回で一番響いたのはタカさんの試合だったなあ…良かったです。
そして一番びっくりして考えるところがあったのは手塚・乾vs千歳・財前のダブルス。
めっちゃ思った。
ダブルスじゃないじゃん!!!!!!!!!!
これダブルスじゃないじゃん!もうこれシングルスじゃん!シングルスでやれ!
実力不足なのでお前らはサーブ以外下がって何もするなという戦力外通告。ダブルスとは?!
乾は百歩譲ってデータが取れるという建前があるから救いだけど財前はただただ惨めな思いするだけじゃん…この日のために色々頑張ってきたのにチャンスを目の前に手を出すなって言われるのどんな気持ちなんだろうな…
ダブルスって足りないところを補って二人で勝つっていう素晴らしいものだと思うんだけどそれが一切無視された試合で悲しくなってしまった。こういう試合もあったんだなあ。原作未履修だからこういうことがよくあります。びっくりした。
最後リョーマくんと金ちゃんの「1球だけ」は完全にエキシビションでしたね。プロジェクションマッピングすごかった。「1球だけ」が終わって「もう一回やろうぜ!」「いいよ!」がめちゃくちゃ無邪気でただただ癒された…君たちかわいいかよ…
曲は最後の「this is my best」がいい曲だなあって。どの公演も最後の曲がどれも良い… 2バルでの観劇でしたがアンコール曲は黄金ペアとユウジでした。不二くん推しの友人はステージに残った不二くんをずっと見ていた…笑
今回もすっごく楽しい公演でした!


もう次で最後なんですよね。4thもあるんだろうけどここまで絶えず駆け抜けられるの本当にすごいなあ。
途中から「この際原作はテニミュを見終えたらにしよう」と思って未履修でずっときたんですけどそろそろ原作に手を出す時期が来るのか。
3rdは原作未履修で観劇して、4thがあるなら原作履修の上で観劇するって楽しみ方をしたいと思っています。

それにしても私最初に見せてもらったのが8代目だったんですけどその時は菊丸が好きだなって思ってたんですよ。でもあれはアクロバットとかがすごかったから目を惹かれたところが大きかったのかなと。9代目の牧島くんの海堂くんを見てから海堂くん好きかも知れんと思ってたんですけど昨日も「海堂くん好きかも知れん」と思ったので海堂くん好きなんだと思います。原作読むのが楽しみ。

さて昨日と表記してきましたがもう1日投稿がずれてしまいました。観劇日は2019年2月9日ソワレ。メモメモ…

そんなこんなでもう一本翌日には推し始めをしてきましたので次回はその記事を。刀映の話はいつできるのかしら…果たして… ではでは。

『Like A』room[002]

しっかりと2019年も観劇していく。たるです。

先日はプリステ繋がりのフォロワーさんにお誘いいただいて『Like A』 room[002]を観劇して参りました。

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パンフレットもお洒落。

沢山見どころのある素敵な舞台だったので布教も兼ねて感想となんちゃって考察をつらつらします。唸れ私の記憶力。

なお、ネタバレを多く含みますのでご容赦を。

 

 

1.『Like A』について

御察しの通り続きものの舞台。1作目は約一年前に上演しており今回はその2作目。ストーリー的には1作目の続きの要素もありながら過去の物語がメイン。

『PERMANENT(ペルマネント)』は、5つ星以上のホテルの格付け最高位にあたるパラスとして認定されている超高級ホテル。それだけ宿泊料金は想像を越えるものとされ、訪れる客を見ることは奇跡と言われている。それゆえ、そこで働くホテルマンにとっての日常は暇そのもの。しかし何故だか経営が潤っているこのホテルの従業員たちは、ペルマネントのブランド力を落とすことがないようにと、日夜働いている。ハイタイドの街に一年に一度の祝いの行事“セレブレートデー”が迫っていた。街をあげての行事の準備のため、ペルマネントは1日だけ休館となる。ホテルマンにとっても、過去を思い出す特別な日。苦い思い出にそれぞれ浸る一日がやってきた。

極上の音楽とミステリーに惹き込まれる120分間!『Like A』room[002]ゲネプロレポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

今回はこのホテルで働くに至った経緯がわかります。前作はホテルに一人の男が漂流して仲間として迎え入れられるまでのお話という感じでしたが今回は突然の過去編。

まるで見てきたかのように前作の話をしましたがお借りしたDVDのおかげです。ありがとうございました。

 

 

2.見どころ

平牧仁くん演じるFCの生ピアノ演奏付きでのミュージカルでとにかく音楽とダンスがおしゃれ。とても素敵。

ラップもあるんですけど私が好きなタイプのラップでめちゃくちゃテンションあがります。インスペクター歌ってるときもラップのときもすき。

前作と比べると曲が少ないかな?と思いましたが「これ以上、下はないここが最下層(うろ覚え)」的な曲があってめっちゃくちゃ好きでした。リズムが心地よい。

衣装もキラキラしてて主人公BBの赤いギラギラしたスカジャンとかバトラーのモダンな感じのジャケットスーツとかもいいなあって思いました。世界観にあっていて変に主張しすぎないところが好感持てました。BB役の辻(いってんしんにょう)くんの脚の長さが際立つスカジャン…

あっ、でも過去編で高校生やってるときの制服っぽいやつはなんちゃって感がすごくてあんまり似合ってないのが逆に可愛かったです!笑

あと舞台セットがシンプルながらも柔軟性が高くて色々な場面を生み出していて感動。たった2枚の壁が動いて隠すべきものを隠したり写すべきものを写したり。なんて万能なんだ。

舞台上背部のセットがキラキラしたクリスマスのような綺麗な装飾なのですがあれは単純にセレブレイトデーのイメージだったのか、それともなにか意味があったのか、気になるけど1回見ただけじゃそこまで頭回らんかった…

もし背部のセットがセレブレイトデーのための装飾だったとしたら、PERMANENT内ではアッシャーが4人の過去について暴露話を聞いている間、外ではセレブレイトデーの真っ只中。そして、アッシャーの正体がバレてプレミアムフロアへ消えて行ったときに外でセレブレイトデーが終わったのかな。

実はこの作品ちょっとミステリー的な要素が強くて色々謎が多い。

この先はDVD見ながら思ったことと考察をつらつらしていこうと思います。

 

 

3.考察

考察といっても大したことではなくて、しかも半分くらい妄想みたいなものなので次回種明かしとかがあってこの考察が全然かすりもしていないことが判明した暁にはひっそりとこの記事は消えます。恥ずかしいからね。

 

まずワードの検証。

High-Tide(ハイタイド)は「満ち潮」という意味。

permanent (ペルマネント)は「永続する、不変の」と言う意味。

roxane(ロクザン)は「輝く」という意味。

mou(ムー)は「柔らかい」という意味。バトラーの言ってた通りだね。

ここで注目したいのが読みから考えられる言語圏。

High-Tideは英語。

permanentは英語では「パーマネント」仏語では「ペルマナン」と読むそう。どうやら造語に近い2つの言語の合いの子のように思われる。

roxaneは仏語。

mouも仏語。

どうやら英語と仏語が入り混じって使われている様子?これは意図的なものなのかどうか。

 

劇中で気になった一番の謎は「ハイタイドには海がない」という描写。

海がないのに「海に近づくな」という言い習わしがあり、「海では息ができない」と思っていた、「海を泳ぐ」という発想がある。不思議。

実は舞台セットの例の動く壁になんとなく雲海っぽい印象を受けていて、もしかして海は海でも雲海?

だったらたしかに落ちたら百発百中助からないよね。

そうなるとイメージ的にハイタイドラピュタ的な天空に存在する島か何かかなと想像。

そして海を航行するということでこれが雲海を航行という意味ならロクザンは飛行船か何かかなと想像するよね。嵐に巻き込まれてキャプテンRがたどり着いたというのも奇跡的に助かったと思えば納得がいく。そもそもキャプテンRの行動は全て芝居で実はロクザンとはなんの関係もないスパイか何かの可能性もある。

 

スパイという表現をしましたが[room002]の話のセレブレイトデーは外から観光客や視察がくるらしい。

これは完全なる妄想ですがハイタイドという街は人知れず他国から支配されている実験都市か何かでセレブレイトデーは年に1度の経過観察の日か何かなのではないかと。わからんけど。

前述した言語圏の統一性のなさと照らして英仏共同管理だったりしたら面白い。わからんけど。

実験都市と仮定した場合に前作で嵐に見舞われそうになったPERMANENTで嵐が消えた瞬間、キャプテンRがムーのことを攫おうとした(ように見える)のはムーがこのハイタイドという実験都市の成果物的なものでそれを奪取しようとしたからなのではと思えてくる。

とはいえムーに関しても謎が多すぎるので本当に赤ん坊なのかどうかすらも怪しいところ。でも男の子って言ってるから男の子なのかな。

 

そうそう男の子って書いて思い出したのですがこの作品絶妙な違和感が多い。

メインの登場人物が全員男性なのはともかく、高校生のときの幼馴染4人組が女性に対する免疫ゼロでそもそも会ったこともなさそうなのは何故?わざわざ外の女性とコンタクトを取ろうとする必要性はないのでは?

女性がハイタイドにまるでいないのであればわかるけれどバトラーの「姉が増えた」という発言を聞くに女性が全くいないというわけでもないようだし。

謎というほどではないけど強い違和感を感じる。

 

考察らしい考察してないけど、謎が謎と妄想を呼んだだけだったけど、まあ私が思ったのはこんなものです。

 

大いなるネタバレとともに前作のDVDを観ながら思ったのは、

「俺は会うなりそいつを殺して俺がプレミアムインスペクターとして君臨する」

「やめろよ、そういう怖いことをいうのは!」

というインスペクターとキーパーのやり取りは過去の未遂がトラウマなキーパーの表れだったんだなとか、

客の夫人とアバンチュールと思ったら「アッー!」だったキーパーのくだりのあと

「厄介な女…いや、女には巻き込まれたくねえ」

「えっ?!どんな経験してんの?!僕そんな話初めて聞いた!」

というインスペクターとアッシャーのやり取りは今回の過去編への布石だったのかなとか、アッシャー…

「暴かなきゃいけない秘密もある」

の秘密はこれかーとか、アッシャー……

インスペクターばかわいいなとか、

うーん楽しい。

 

 

今後展開が進むにつれてこれらの謎も解消されていくのだろうなと思うととても楽しみな作品。作り込みも丁寧で今回2作目からの観劇でしたが本当に誘っていただけてよかった!

一作ぽっきりのまとまったストーリーのものも手軽に観やすくていいですが連作の作品はやはりストーリーが走りすぎなくていいですね。どうしても一作に収めようとすると詰め込み過ぎになってしまうものが多いのでこういう余裕のある作品は観客も余裕が出るので本当に観やすい。

 

と今回の記事はこの辺で。えらい長い記事になってしまった…

次回の観劇ブログはおそらく映画『刀剣乱舞』かテニミュになります。

おたのしみに〜〜(?)

 

 

 

2018年観劇総まとめ

あっという間に2019年に突入してしまいましたが2018年せっかくたくさん観劇をしたのでさらっとまとめておこうと思います。

 

個人的におすすめしたいと感じた作品トップ3を挙げるとしたらですが、

1、プリンス・オブ・ストライド ep5

2、龍よ、狼と踊れ 〜草莽の死士〜

3、体内活劇「はたらく細胞

を挙げたいなと思います。とても悩みますが。

 

 

1、プリステ ep5

言わずもがなの個人的ダントツ1位。ここは悩まず1位です。贔屓目があることは認めますしもうここまでくると自分で客観的な講評をすることは難しいです。

プリステは「ストライド」と呼ばれる架空の競技に打ち込む高校生たちの熱い夏の物語なのですがあらすじは割愛しますので興味のある方は是非公式を参照ください。

ep1〜4まででEOSという熱い夏を駆け抜けた彼ら、その続きを観られることは嬉しいのですが正直同時に蛇足感も否めなかったかなとは思います。ep1〜4の作品としての完成度があまりに高くて満足してしまったんですよね。なので正直に言ってep5は観る人によっては蛇足だと思います。

それでも私は彼らにもう一度走って欲しかったし彼らが走り続ける意味を探してもがく姿に心を打たれたのでep5があって本当に良かったです。

たるさんの人生を狂わせた作品のひとまずの終わりの公演でした。大千秋楽本当に本当に爆泣きしてしまって友人方々に泣き止むまで待ってもらうという事案が発生したのがなつかしいですね…思い出し恥ずかしい思いをし続ける日々がこれからも続きます…

 

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』公式サイト

http://trifle-stage.com/pos_s/ )

 

 

2、龍よ、狼と踊れ

プリステキャストの何人かがキャスティングされておりプリステでも演出を担当していた松崎史也さん脚演の作品。続きもので今回私が観たのはその2作目でした。

幕末を舞台に新撰組と攘夷派をモチーフとした創作作品。死者の身体を器として過去の剣豪たちを蘇らせ使役することができる能力者を有する攘夷派とそれを討伐しようとする新撰組との闘いを描いているのですが設定からしてかっこいい、面白い。過去の剣豪と現在の剣豪・新撰組が相対するってアツくないですか?

前作を配信で観てから観劇したのですが今作はさらによかった…ただただ山南さんが最高だった…

公演期間中に番外編として新撰組結成までの話と松下村塾へ集った若かりし頃の長州藩の志士たちの話が上演されましてこれが本当に本当によかった。本編の前に観ましたが後で観ても面白かっただろうな。本編が更に面白く感じられる一作。番外編にしては完成度が高すぎる。

公演期間中にこうも全く違う話を上演出来るキャストさんたちの技量がすごいですね。こうして書いているうちに人に観てほしくて仕方なくなってきました。

5,000人動員できなかったら続編はないしメインキャストのうちの2人と脚演の松崎さんが坊主になるという謎の罰が課せられていたのですがなんとかなったようで良かったです。毎週宣伝のために生配信をするなどほんとにお疲れ様でした。

続編あるはずですので是非都合のつく方は足を運んでみてください。

 

「龍よ、狼と踊れ Dragon,Dance with Wolves」 ~草莽の死士~

http://officeendless.com/sp/ddw/ )

 

 

3、体内活劇「はたらく細胞

アニメも放送された人気作『はたらく細胞』の舞台。細胞を擬人化して人間の体内でなにが起こっているのかを物語にした作品です。

これは予算もあったでしょう、舞台セットが工夫されていて体内を移動する細胞たちの動きがよく表現されてました。全員参加型の演出も楽しかったしヒーローショーを目標にしたというだけありましたね。ただし白血球さんは「ブッ殺す!!!!」とか言うので小さい子供ちゃんたちがお客さんのうちにちらほらいてこんな物騒な舞台観て大丈夫だろうかと思わなくもなかったです。ライトな作品なんだけど言葉遣いがね、よくないよね。お子様たちにはちょっと刺激が強いんじゃないかなとちょっと心配になるなどしました。

ストーリー的には4つくらいの話をテンポよく続けて展開していく感じで観やすかったです。

とにかくわかりやすく面白い2.5次元作品だったと思います。事前知識も基本的に要らないし気軽に楽しめる作品だったかなと。

2.5次元作品って気になるけどちょっと抵抗があるな」という人に是非ともおすすめしたい。ヒーローショーだと思えばだいたい許容できると思います。ヒーローショーにしては金額が高いですが人件費諸々かかっています。そういうものです。良い作品にはどんどんお金を落としましょう。

 

体内活劇「はたらく細胞

https://hataraku-saibou.com/butai/ )

 

 

こんなところでトップ3の紹介は終えていこうと思います。すでにこの文章だけでも話がとっちらかっていて意味がわからないし。

とにかく「おすすめなんだな」ということが伝わっていれば良いです。おすすめです。

2019年何か新しいことを始めたい人は是非観劇ライフを始めましょう!世界には楽しい作品がたくさんあります!本当に!

さて、今年のたるさんの大事にしていきたい言葉は「金を惜しむな。」です。本年もよろしくお願いします。