語彙と記憶が足りない雑記帳

主に観劇で狂ったことを書く

舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』

2月の観劇ブログを3月に更新していくスタイル。大丈夫かこのブログ。
今回は2月最終分です。2月18日観劇のダブステの感想をつらつらしてまいります。
パンフが売り切れてて買えなかったりと物販も大好評の舞台でした。パンフ欲しかったな〜〜


1.『機動戦士ガンダム00』について
タイトルどおりのガンダム作品。なんと放送10周年らしいですよ。震える。
あらすじは以下のとおり。

西暦2307年
化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、一部の大国とその同盟国だけだった。
3つの軌道エレベーターを所有する3つの超大国群。アメリカ合衆国を中心とした『ユニオン』。中国、ロシア、インドを中心とした『人類革新連盟』。ヨーロッパを中心とした『AEU』。各超大国群は己の威信と繁栄のため、大いなるゼロサム・ゲームを続ける。そう、24世紀になっても、人類は未だ一つになりきれずにいたのだ……。
そんな終わりのない戦いの世界で、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング
ガンダムによる全戦争行為への武力介入がはじまる。
STORY | 機動戦士ガンダム00 [ダブルオー]

なかなか深い話ですねえ。懐かしい。
日本人なら誰でもご存知のガンダムですがよもや舞台化する日が来ようとは誰が想像したものか…

2.感想
まず結論から申し上げれば、
めっっっっっっっっっちゃくちゃよかった。
いや絶対良いとは思ってた。キャストスタッフ陣を見たらこれは間違いないと。
とはいえガンダムですからね、一体どうなるんだとは思ってましたけど斜め上をいきましたね。あくまで個人の感想です。
なおガンダムの造形を愛するモビルスーツオタクにとってはこの作品は駄作に映ったと思います。
というのも今回の舞台で正直ガンダム要素は一切ないんです。映像としてもガンダム含むモビルスーツが映ることがほとんどない。なので「00が好き」なのではなく「ガンダムが好き」なオタクにとっては満足度の低い作品になったのではないかなと。
逆に前者の「00が好き」なオタクにとってはとても楽しめる作品だったはず。
さて、では対モビルスーツ戦を演出するためにどのようなものを使っていたのか。そのために用意されたのが可動式チェア的なものだったんですけどこれが本当にすごい。

瀬戸祐介 on Twitter: "機動戦士『ガンダム00』千秋楽!!

沢山のご声援ありがとうございました!

最高のカンパニー!

史上初!史上最高のガンダム!!

お疲れコーラなう!!笑… "

このツイートの画像が1番わかりやすいかな…
右側がハシゴになっていて乗るときはここを駆け上がってました。
人力でアンサンブルさんが動かすんだけどかなりスムーズに動くし操縦席部分にはレバーがついてて砲撃とかガシャンガシャンするシーンはコックピット内の様子そのままという感じでした。すごい。
剣を交えるシーンではキャストが実際にビームサーベルを手に決闘していて、いやほんと、お前がガンダムだって感じ。笑
ロックオンの出撃シーンではハロもひょこひょこして可愛かったです。
正直この作品を上演するにあたって1番恐れられていたのがガンダムの再現だったと思うんですけどあえてそこに触れ込まずに別の演出方法を模索したというのは作品のクオリティ向上と要らぬアンチを生まないという点で素晴らしい配慮だったと思います。砲撃もサイズの違うサーチライトで効果的に見せていてわざとらしさがない。
どうやったって存在しないものを無理に存在させようとするとすごく茶地で安っぽくなる。それならやらないほうがいい。
寧ろそこに寄せずに大事なところだけ抽出してあとは観客の想像力に任せる方がクオリティの高いものになる。今回の作品はそういう落とし所での演出方法だったのかなと思いました。
あと人力でアンサンブルさんが動かすって言いましたけどここでひとつ言っておきたい、
シールドランナーのみんなーーーー!!!!
(アンサンブルにはプリステでシールドランナーとしてギミックを安全に動かし続けてくれた頼もしいキャストが揃い踏みしてました)
あの動きに感銘を受けた人は今すぐプリステを見て。今すぐ。

あとはキャストですけどもう言うことなしです。ビジュアル完璧すぎる。動いても宣材と変わらない。「ガンダムマイスター生きてる!」ってなりました。
1番ハマってたのは伊万里有のロックオンと立道梨緒奈さんのスメラギさんかな。声までそっくりでびっくりしました。その後アニメを見直してたんですけどほんとにそっくり。
あと鮎川太陽くんのアレルヤはさすがでしたね。ハレルヤとの切り替わりは迫真の演技でマリーを逃がそうとした人革連の隊員を殺すときのシーンはゾッとしました。
あとラッセとリヒティは単純に私のプリステ贔屓なのですがよかったのでは?!?!クリスとフェルトめっちゃ可愛かったし…
おかげさまでリヒティとクリスが死んだときはちょっと泣きました。死ぬの忘れてた…うっ…
まあダントツで可愛かったのはパトリック・コーラサワーなんですけど。なにあのかわいいわんこ。早く大佐と結婚して。
そしてみんな大好き変態のグラハム・エーカーですが「ハムの迷言は全て使う」という御触れでもあったのかというくらい迷言のオンパレード。「抱きしめたいなガンダム!」も「あえて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると!」も「まさに眠り姫だ」も全部言った。もっと言った。前山くんこんなこと言っても顔がいいから困ってしまうな。


ほんとうによかったので先述のとおり「00が好き」なオタクには映像でぜひ見ていただきたいです。話はちょうど1期分ですっきりまとまってます。
絶対2期分やるだろうなあという終わり方だったので期待して続報待ち。次は物販もう少し頑張って用意してくれますように。
2月分は以上です!やっと書き終わったよ〜〜文字にまとめるって大変…
ではでは…